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24年度B-netリサイクル先進事例視察報告

去る3月14日(木)、中四国環境ビジネスネット(B-net)平成24年度第5回セクション会議として、産業廃棄物の利活用に向けた先進的な取り組みを行っている広島県福山市の株式会社エフピコ 福山リサイクル工場、及び岡山県浅口市鴨方町の株式会社フジコー 山陽工場 の2社を視察しました。
当日は、企業関係者を中心に事務局を含む18名が参加。
8時30分に貸切バスで岡山駅を出発し、各社90分ずつ見学させていただきました。
午前中に訪問した株式会社エフピコは、ご存じのようにプラスチック系食品容器の国内最大手です。
同社はトレーtoトレーという使用済みの食品トレーを回収、ペレット化し、再びリサイクル容器として再利用するシステムを確立されました。
現在、生産するトレーのうちバージン品とリサイクル品の比率は、なんと70%以上がリサイクル品とのこと。
また、同工場に集まる何トンもの使用済みトレーやPETなどを材質や種類によって選別する仕分け作業を、障害者の方々を多数雇用し手作業で行っておられました。
現在、障害者雇用率が16%を超えていて、環境面はもちろん福祉の面でも国内のトップを走るモデル企業でした。

午後から見学した株式会社フジコー 山陽工場では、従来、廃棄処理されるのが普通だった使用済みの熱延ワークロールをCPC法という独自の技術により再成形し、溶接による軸部の形状復元で新たな圧延ロールとして生まれ変わらせる工程を、間近で見学させていただきました。
参加者からは、「岡山県内にこのような高度技術をもった企業があったとは?!」と驚きと感嘆の声が続出していました。
(株)エフピコ 福山リサイクル工場 回収した使用済みトレー等を手作業で材質ごとに選別
(株)エフピコ 福山リサイクル工場 回収した使用済みトレーやPET等をペレット化
(株)フジコー 山陽工場 姜工場長から再生ワークロールの製造工程について ご説明いただきました
(株)フジコー 山陽工場 従来廃棄処理されていた使用済みの熱延ワークロールが溶接による軸部の形状復元で新たな圧延ロールとして生まれ変わる姿に、一同、感嘆!!

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